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チャン・ドンユンとヨム・ヘランのある顔ある名前
2021.11.16

韓国雑誌「ELLE KOREA」のサイトにドンユンさんのインタビューが
掲載されていましたので皆さんにご紹介します。

<スタッフ翻訳文>
チャン・ドンユンとヨム・ヘランのある顔ある名前

アニメーション『テイル(仮)』の声優となって出会ったチャン・ドンユンとヨム・ヘラン、
声優となった2人は今、互いを見つめ合う。ある瞬間を無駄にしないために

<中略>

青年という名前、チャン・ドンユン

Q.11月に公開を控えた『テイル(仮)』でホン・ジュンピョ監督と
釜山国際映画祭に出席しました。 久しぶりに訪れた釜山は楽しかったですか?


A.制作過程から多くの関心を集めた作品です。
吹き替えで参加したため、実写で演技した作品に比べて、
僕が全面的にできる話がたくさんあるか悩みました。
実際に現場に立つと、ただ映画と映画祭を愛する人として
気分がよかったです。楽しみました。

Q.チャン・ドンユンさんの実際の姿とアニメーションの中の
チョン・テイルの絵がかなり似ているという反応が多いです。


A.そんなに似ていましたか(笑)?
監督も周りからよく言われていたようです。
チャン・ドンユンを念頭に置いて描いたのではないかと。
僕の声が加わると雰囲気が似ていると感じます。

Q.チョン・テイルという労働闘争の歴史の象徴のような人を
演じることに決めた過程は、簡単ではなかったと思います。


A.実は特に悩みはなかったです。
キャスティングを提案されて、やるとすぐ決めました。
ただ「チョン・テイルだから」というのが一番大きな理由です。
もちろん、観客の頭の中に彼の行動と声、性格、価値観まである程度
浸透している状態なので、負担に感じなかったといえば嘘になります。
それでもチョン・テイルの声を演技することは本当に光栄なことで、
プレッシャーを感じるよりきちんと表現できる方法について悩みました。

Q.俳優は自分の体を使って、話を伝える方法に慣れているのではないですか?

A.周りの先輩たちに吹き替えを挑戦してみるべき仕事かどうか聞いてみましたが、
皆さんするべきだと言っていました(笑)
それですぐにレコーディングに入ったんですが、難しかったです。
実写の演技をする時は表情と身振り、エネルギーやオーラまで
表現する手段が多様じゃないですか。声だけでは感覚が掴めなかったんです。
特に誰かに惚れたり、不満な様子を表す時、言葉と表情ではなく
「わあ」、「ふむ」のような擬声語で表現することが難しかったですね。
演技とはまた違う領域でした。

Q.ヨム・ヘランさんと声で共演するのはどうでしたか?

A.声だけでも真正性を伝えることができるということを感じた貴重な経験でした。
私が声のトーンや技術的な部分に取り組んでいた時、人物の深い感情や本音が
そのまま表れるように没頭して演技する姿から多くのことを学ぶことができたのです。
父親役のチン・ソンギュ先輩や仕立て屋のシンさん役のパク・チョルミン先輩、
ハンミサ社長役のクォン・ヘヒョ先輩も同じです。

Q.チャン・ドンユンさんは実際もチョン・テイルと同じ大邱出身とのことですが、
ヨム・ヘランさんは全羅道<ネイティブ>にもかかわらず、
2人とも慶尚道の方言の演技が上手でびっくりしました。


A.故郷が大邱だからか、不思議と慶尚道の方言でセリフを言うのを聞いたり、
僕が直接セリフを言う時、感情的にもっと深く心に響く何かがあったんです。
ヨム・ヘラン先輩は、僕も<ネイティブ>と勘違いするほどでした。
一緒に方言で母子間の会話を交わす場面では泣きそうになりました。

Q.チョン・テイルとイ・ソソンは普遍的でありながら特別な母子関係にあります。
お互いの意思を支持する頼もしいパートナー関係のようにも感じます。


A.演技をしながら、僕の母との関係がふと重なる時がありました。
息子という単一な名前の存在よりは一人の人間であり、
人として待遇し尊重してくれるという点が似ていました。
無条件的な愛を基盤にした関係ですが、普通の母子関係を越えて
人間対人間としてお互いの意思と信念を尊重する姿が印象的でした。

Q.あなたも同じように、ご両親から学んだ特別な人生の価値観や姿勢がありますか?

A.間違いなくあります。父は僕を自由に放っておく方で、
母の成熟した面が似ていると思います。悩んだ時に支えてくれる存在でもあり、
人生を維持する姿勢について学ぶ点もたくさんあります。
『テイル(仮)』についてのアドバイスも求めました。母はすでに大学生の頃、
「全泰壹評伝」を擦れるほど読み、その時に起こったことをより身近に、
身をもって知っています。多くの若者が街に出て、自分の当然の権利を
主張していた時期だったので、なおさらよく理解していました。

Q.外見は誰により似ているか気になります。

A.父です(笑)父の高校の卒業写真を見てびっくりしました。
二重まぶたも濃く、チャン・グクヨンに似ているというのかな?
僕が息子だからではなく、本当に客観的にハンサムなんですよ。
僕らだけで僕がお父さんにもっと似ていたら、きっとハリウッドにこのまま行っただろうと
冗談を言うほどです(笑)

Q.今も世界のどこかに存在していそうな平凡な青年テイルの姿に
スポットライトを当てる叙事と感情線を追いながら、チャン・ドンユンさんもまた
一人の青年として彼の選択や行動に共感しましたか?


A.もちろんです。ある現実で不当な待遇を受けてそれに抵抗するのは
政治的なことではなく、正しさに関する話じゃないですか。
青年テイルがどのように生き、どのような人生を選択していったかということ、
彼が直面した状況に共感し、その感情を共に感じることができる作品です。誰でもです。

Q.あなたも同じように信念を前に果敢に行動する方ですか?
コンビニ強盗を捕まえてニュースに出演することになったデビューエピソードや、
思いもよらなかった俳優の道へ果敢に転向した姿からそんな勇気を想像することができます。


A.そのエピソードは、一生私に付きまといそうです(笑)
よく言えばさっぱりしていて好き嫌いも激しいです。幼い頃からそうで、
成長しながらそれが僕の価値観になりました。確かに長所だけれど、
副作用を起こす時も多いです。望まない時もありましたし。
今は自分の推進力や実行力をより賢明な方法で活用できる方法を探しています。

Q.『ノクドゥ伝~花に降る月明り~』を終えて行われた「ELLE」とのインタビューで、
「決定を下さなければならない時、果敢に決めて進めなければならないと思ったら
ブルドーザーのように飛びかかる」という発言に若干の修正が必要ですね。


A.覇気に溢れていますね(笑)
なんというか、少しずつ妥協していく方法を学んでいるというのはどうでしょうか?

Q.30代に入って変化はありましたか?

A.俳優活動も俗に言う<社会生活>というものをとてつもなく要求する職業です。
監督と作家、制作陣、先輩・後輩、同僚はもちろん、もっと広く視聴者、
そして大衆ともコミュニケーションを取らなければなりません。
この流れで分かったのは、人々はいつも正解だけを求めているわけではないということです。
望むことを勝ち取る過程では、誤答が正解になる時があるということを、
30代に入ってからだんだん学んでいます。今は他の意見を受け入れることは
決して負けることではないということも。

Q.柔軟さは、デビュー5年目に色々な作品のスペクトルを作成できる
動力になったのでしょうか?朝鮮と現代、女装と男装を行き来し、
また労働運動家と軍犬兵を一緒にしました。
次回作『ロングディ(仮)』でインディーズミュージシャンの彼女を持つ
新社会人に変身した点も興味深いところです。


A.作品選択基準の1位は、楽しくできるか、どれだけ成長できるかです。
もちろん俳優がたった一つの強力な武器を持つことも素晴らしいですが、
いくつかの小さな武器を持つこともその俳優だけの力です。
そのような気持ちでロマンスとアクション、ノワールとコメディを調和させるために、
色々な役に挑戦してきたと思います。けれど、外部の評価とは違って、
僕という俳優はまだものすごく限定的です。まだまだです。
これから領域をさらに広げながら、適切なバランスの取れた自分だけの武器を
見つけなければならないと思っています。

Q.最近チャン・ドンユンさんを楽しくさせることは?

A.ランニングと登山。また料理することも好きです。
最近桃で作った爽やかなソースを添えたトマホークステーキを作ってみました。
僕は思ったより料理が上手です(笑)
映画もほとんど見ていますが、最近Netflixにハマりました。
特に『D.P. -脱走兵追跡官-』が印象的でした。 昨日は眠れなくて、
ジェイク・ジレンホール主演のスリラー『THE GUILTY/ギルティ』を何気なく見たんですが、
原作を探そうと思うほど良かったです。

Q.今チャン・ドンユンさんに最も必要なもの、また守りたいものは?

A.画家エゴン・シーレの言葉が本当に心に響きます。
「世の中には数え切れないほど多くの立派な人とこれから立派になる人がいるでしょう。
でも、私は私の素晴らしさを気に入っています」という言葉。
必要とする言葉でもあり、僕が追求する価値観に似ていると思います。

Q.まだ外に出してない姿も多いでしょう?

A.もちろんです。人間としては明らかになっていない部分も多いし、
俳優としてもまだまだですね。

こちらからインタビュー本文と写真がご覧いただけます。

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