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チャン・ドンユンの情熱
2023.06.28

韓国雑誌「singles」のサイトにドンユンさんのインタビューが掲載されていましたので皆さんにご紹介します。

<スタッフ翻訳文>
チャン・ドンユンの情熱

真夏の熱気のように、いつにも増して熾烈な日々を送っている俳優チャン・ドンユンの情熱。

4月のドラマ『オアシス(仮)』を皮切りに、5月の映画『ロングディ(仮)』、そして7月の公開を控えた『悪魔たち(仮)』まで最近とても忙しく過ごしている。

最近は相撲を扱ったドラマ『砂にも花が咲く(仮)』の撮影真っ最中だ。これといった成果を出せないまま引退を控えた相撲選手の役を引き受けた。浦項、慶州など地方で撮影が多いため、ソウルではなく大邱の実家で過ごしている。

映画『悪魔たち(仮)』は「殺人鬼と刑事のボディーチェンジアクションスリラー」という新鮮な紹介が目を引く。刑事と連続殺人鬼の体が入れ替わるストーリーだ。

僕とオ・デファン先輩はいずれも1人2役を演じる。設定自体も斬新だが、スタイリッシュなアクションと暗くて荒い色味の雰囲気が加わり、スリル感を極大化する。映画は昨年撮影を終え、完成した作品は先日内部試写会を通じて見た。2人のキャラクターの息詰まる対決が迫力にあふれ、没入感も想像以上で満足した。

希代の殺人鬼演技に挑戦することになり感慨深い。初めて引き受ける役割なので、その過程が順調ではなかったようだ。

悪役も憐憫を呼び起こす設定がある場合が多い。過去の痛みや悪くなるきっかけがあるが、ジニョクというキャラクターは蓋然性がない。何らかの理由があって殺人をするのではなく、ただ殺人を楽しんでこれに快感を感じる狂気に満ちたサイコパスだ。叙事のないキャラクターを初めて引き受けたため、悩みが本当に多かった。下手をすると演技があまりにも誇張されて人為的に見えそうだった。表現の強弱を調節しながら、ジニョクの狂気に満ちた姿をうまく引き出そうとした。また、緊迫した緊張感の中で追って追われる状況を演技してみると、極限の感情ではない場面がない。忙しいスケジュールの間に感情消耗まで大きいため、いつにも増して疲労度が大きい撮影でもあった。

刑事役を演じた俳優のオ・デファンと演技を合わせた。呼吸はどうだったのか気になる。

1人2役なので、体が変わる前後のトーンを合わせようと監督と相談を続けながら力を入れた。物理的にお互いの声帯まで変えることはできないから。殺人鬼の時、ジニョクのジェスチャーとか言葉遣いをオ・デファン先輩が鋭く捉え、逆に僕は刑事の時、先輩の演技を細心に覗いてみた。

夏はアクションスリラー作品が多く殺到する時期でもある。『悪魔たち(仮)』の他の作品と差別点があるとしたら?

最近は犯罪アクションスリラー作品を見つけるのが難しかった。このようなジャンルが好きな方々に朗報になるのではないかと思う。規模の大きい映画ではないが、ユニークな素材からしっかりとしたストーリーまでどこに出しても誇らしい作品だ。そして実際に撮影した時より残忍なシーンをたくさん減らした。もう少し大衆的な作品で届けようと願う監督と製作陣の気持ちだ。気楽に見ることができるアクションスリラー作品だと思うので、さらに期待できる。

今はチャン・ドンユンの演技人生でどの時点か?

2016年にデビューしてから地道に作品をこなそうと努力した。その過程で経験値がどんどん積もり、今はこれまでの経験を土台にもう少し自分の演技を広く展開できる時だと思う。「しっかり何かやってみよう」「これからが本当の始まりだ」と感じる。

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